親知らずとは真ん中から数えて8番目に生えている歯です。
日本人の顎は比較的小さいので、親知らずが出てこないことがあります。
また、顎の小ささから出てきてもスペースが足りず変な方向に生えてくることも。
結論から言うと「親知らずは抜くことが多い」です。
えっ!?親知らずが出てきたら必ず抜くんじゃないの?
全部は抜きません。
親知らずはむし歯や歯周病のリスクが考えられる場合は抜いた方がいいです。
悪さをしなければ無理に親知らずを抜かなくても大丈夫です。
むし歯・歯周病のリスクが少ない場合は経過観察をしていきます。
それでは解説していきます。
親知らずとは
真ん中から数えて8番目に生えてくる歯になります。
だいたい18歳以降に生えてくる方が多いです。
最初にも書きましたが、日本人は親知らずはきれいに生えてくることが少ないです。
親知らずを抜くタイミング
むし歯や歯周病のリスクが考えられる
奥歯は基本的に歯ブラシが届きにくく、むし歯や歯周病のリスクが高いです。
親知らずが生えてくるとよりメンテナンスしづらくなります。
変な方向に生えて歯ぐきを噛んでしまう
頬の方に出てきてしまうと頬を噛んでしまうことがあります。
また、相対する歯がない時は歯ぐきに食い込むので痛いです。
食事のじゃまになるときは抜きましょう。(歯を削って様子を見ることもあります。)
矯正治療をするため
親知らずにより矯正治療の妨げになるときは歯を抜きます。
親知らずを抜くときのリスク
上顎洞に突き抜ける
上の奥歯のさらに上には副鼻腔の「上顎洞」があります。
親知らずが上顎洞に近い場合は歯を抜く時に粘膜を突き破る可能性があります。
下顎神経を傷つける
下の歯の神経の大元の「下顎神経」があります。
親知らずが近い場合神経を傷つけ、知覚鈍麻になる可能性があります。
頬が腫れる
歯を抜くときひっかかっている骨を削ります。
骨を削ると炎症や気腫が起きて頬がはれることがあります。
まとめ
親知らずとは真ん中から数えて8番目に生えている歯
抜かずに経過観察する場合
- 他の歯と同じように問題なくならんでいる
- 骨に埋まって出てこない
親知らずを抜くタイミング
- むし歯や歯周病のリスクが考えられる
- 変な方向に生えて歯ぐきを噛んでしまう
- 矯正治療をするため
親知らずを抜くときのリスク
- 上顎洞に突き抜ける
- 下顎神経を傷つける
- 頬が腫れる
コメント