【歯の知識】金銀パラジウムってどんな材料?【金銀パラジウム】

むし歯の治療では小さいものはコンポジットレジンで治療することが多いです。

しかし、むし歯がおおきかった場合や神経の処置をした場合は

詰め物やかぶせ物で失った歯を復元して咬めるようにしていきます。

歯医者ではいろいろな材料が使われています。

そこで今回は金銀パラジウムについて説明していきたいと思います。

金銀パラジウムといわれてもわからないよっ!

そうですよね、金銀パラジウムとはいわゆる銀歯の材料です。

金銀パラジウムは保険診療ではよく使われていますので、

材料選びの参考にしていただければいいかと思います。

それでははじめていきます。

まずはここから金銀パラジウムとは?

昔から歯科材料として使われている合金の1つで、いわゆる「銀歯」になります。

他に金合金、銀合金、白金課金、ニッケルクロム合金、コバルトクロム合金、チタン合金等があります。

金銀パラジウムの成分

金が12%・パラジウムが20%・銀が50%・銅が15%含まれています。

成分の半分は銀なので、色味は銀色になります。

また、時間がたつと黒っぽくなるのも銀の影響と考えられます。

黒くなっていても磨けばまた元の輝きを取り戻します。

どんなものに使われているか

かぶせ物・つめ物・ブリッジ・入れ歯のバネ・土台など幅広く使われております。

知っておきたい金銀パラジウム合金の特徴4つ

古くから使われている

日本では戦後から現在まで使われています。

保険が利用できる

保険が利用できるため、ブリッジなど広範囲なものでも比較的安価に治療を受けれます。

金属なので壊れづらい

金属なので強度があり、かぶせ物や入れ歯のバネにつかっても壊れづらいです。

近年はコンポジットレジンの進歩により、保険でも白い歯にできるようになりました。

ただ、コンポジットレジンは樹脂の材料になりますので、金属に比べて強度が劣ります。

金属アレルギー

金銀パラジウムは金・銀・パラジウム・銅などの金属が混ぜ合わっている合金です。

その理由は金だけだと高価だし柔らかすぎるため、他の金属が混ざっています。

金はかなり溶けづらいですが、銀・パラジウム・銅は少しずつ溶けだします。

特にパラジウムはアレルギー検査でアレルギーの原因として見つかりやすいです。

しかし、最近はコンポジットレジンが主流になっているので、

レジンアレルギーの方も増えているようです。

まとめ

金銀パラジウムの概要

成分 

成分割合
金(Au)12%
パラジウム(Pd)20%
銀(Ag)約50%
銅(Cu)約15~20%

使われているもの

  • クラウン(かぶせ物)
  • インレー(つめ物)
  • ブリッジ
  • 入れ歯のクラスプ(バネ)
  • コア(土台)

特徴

  • 古くから使われている
  • 保険が利用できる
  • 銀河多いので色が銀色
  • 金属なので壊れづらい
  • 金属アレルギー

以上になります。

ご興味あれば石渡歯科クリニックをご利用ください。

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少しずつ気を使うことで歯を大切にする意識が高まると思います。

今回の内容があなたの健康寿命を延ばす手助けになると幸いです。

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