入れ歯が出来上がった後出てくる困ったことは
- 入れ歯が痛い
- 咬めない
が多いです。
その他に言われるのが、
しゃべりづらさ
が多いかなと思います。
歯を多く失った場合には、入れ歯になることが多いです。
しかし、しゃべりにくくなりそうという理由で入れ歯を避ける方もいらっしゃいます。
今回はそんな「入れ歯を入れるとなぜしゃべりにくくなるか」について解説していきます。
入れ歯を入れるとしゃべりにくいのはなぜ?
入れ歯は歯を失ったスペースに合うように作ります。
でも、どうしても入れ歯を入れるとしゃべりにくくなります。
それは・・・入れ歯がしゃべるときの口の動きに合っていないからです。
しゃべりにくくなる原因
入れ歯の大きさや厚みが合っていない
最初にも書いたように、入れ歯は基本的に歯や顎のなくなったスペースに合うように作ります。
ただし、入れ歯の構造上どうしても必要なパーツがあり、それらを付け足すと入れ歯が大きくなってしまいます。
例えば部分入れ歯の場合、入れ歯の真ん中に左右を横断するようにパーツが必要になります。
このパーツの目的は入れ歯が動かないようするためです。
そして、このパーツが壊れないようにするために厚みを持たせることもあります。
しかし、このパーツの厚みはしゃべるときに舌に当たって邪魔になります。
総入れ歯の場合、入れ歯が外れないようにするためにわざと大きくすることがあります。
この場合もしゃべるときに口の動きを邪魔することがあります。
入れ歯の歯の位置があっていない
入れ歯出ない人でも滑舌が悪い人がいますが、入れ歯使うことになっても同じように滑舌が悪くなることがあります。
歯の位置が悪いと、息が抜けてしまって発音が悪くなります。
特に「サ行」が発音が悪くなります。
入れ歯に慣れていない
当たり前かもしれませんが、初めて入れ歯を使う方や新しい入れ歯を入れる方は慣れていないのでしゃべりづらいです。
まずは慣れることが大切?しゃべりづらい時の対策
入れ歯の調整をする
入れ歯を作る工程で何回か入れ歯の大きさを確認しています。
しかし、入れ歯をお渡しするとき(1回目)にぴったり合うことがあまりないです。
入れ歯が口に合うまでに2~3回調整が必要になることがあります。
しばらく様子を見る
入れ歯の調整も大切ですが、慣れることも重要です。
入れ歯は道具ですから、うまく使えるように慣れましょう。
歯の形/位置を変える
歯の形を変えるために、歯の裏に材料を盛り足して発音を改善していきます。
形を変えても改善されない場合、見た目を考慮しながら歯の位置を変えていきます。
入れ歯を作り直す
どうしても合わない場合は作り直しも考えましょう。
初めから作り直しになりますので、作り直しは慎重に。
まとめ
入れ歯を入れたらしゃべりにくいのは口の動きに形があっていないからです。
しゃべりにくくなる原因
・入れ歯の大きさや厚みが合っていない
・入れ歯の歯の位置が合っていない
・入れ歯に慣れていない
対策
・入れ歯の調整をする
・しばらく様子を見る
・歯の形/位置を変える
・入れ歯を作り直す
入れ歯は人工のものになります。
いくら必要と言われても異物になりますので、使えるまでにはやっぱり時間がかかります。
歯を失わないためには、日々予防を意識することが大切です。
以上になります。
ご興味あれば石渡歯科クリニックをご利用ください。
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少しずつ気を使うことで歯を大切にする意識が高まると思います。
今回の内容があなたの健康寿命を延ばす手助けになると幸いです。


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