【歯の知識】フッ素のむし歯予防効果とは?正しい使い方を解説/研究データあり【フッ素の効果】

フッ素の効果を活かす アイキャッチ 歯の知識

「むし歯予防にはフッ素」とよく聞きますが、実際どのくらい効果があるのか、どう使えば最大限に活かせるのかをご存じでしょうか?

この記事では、フッ素がむし歯を防ぐ仕組みと、研究で示されている効果、そして正しい使い方を解説します。

フッ素がむし歯を防ぐ3つの仕組み

フッ素は口の中に広がり、歯や細菌、細菌がつくる膜(プラーク)に取り込まれて、次の3つの働きをします。

① 歯を酸に強くする

フッ素がエナメル質に取り込まれることで、酸に溶けにくい丈夫な歯質に変化します。

② 再石灰化を促進する

酸で溶け出した歯の成分(カルシウムなど)を歯に戻す「再石灰化」を促し、ごく初期のむし歯を修復します。

③ 細菌の活動を抑える

むし歯菌が酸をつくる働きそのものを弱めます。

研究で示されているフッ素の効果

フッ素のむし歯予防効果は、世界中の研究で繰り返し確認されています。

  • 歯科医院でのフッ素塗布(高濃度):5%フッ化ナトリウムバーニッシュによる根面むし歯の予防率は約64%と報告されています(※1)。
  • フッ素配合の歯磨き粉:子ども・青少年において、継続使用でむし歯を有意に減少させることが系統的レビューで示されています(※2)。

つまり「より高濃度のフッ素を、口の中にできるだけ長くとどめる」ことが効果を高めるポイントです。

フッ素の効果を最大限に活かす使い方

① フッ素配合歯磨き粉を選ぶ

市販の歯磨き粉は、成人ならフッ素濃度1450ppmのものがおすすめです。年齢に応じた適切な濃度を選びましょう。

② すすぎは少なめに

歯磨き後に何度もうがいをすると、せっかくのフッ素が流れてしまいます。少量の水で1回程度に留めると、フッ素が口の中に長く残ります。

③ 歯科医院での定期的なフッ素塗布

市販品より高濃度のフッ素を歯科医院で塗布できます。3〜6ヶ月ごとの塗布が効果的です。

④ 就寝前のケアを大切に

睡眠中は唾液が減りむし歯リスクが上がります。就寝前のフッ素ケアは特に重要です。

足立区の「フッ素塗布事業」について

石渡歯科クリニックは、足立区の「フッ素塗布事業」指定歯科医療機関です。2歳6か月・6歳のお子さまは、ご負担なく健診とフッ素塗布を受けられます。詳しくは当院までお問い合わせください。

まとめ

フッ素は「歯を強くする」「再石灰化を促す」「細菌を抑える」3つの働きでむし歯を防ぎます。研究でも高い予防効果が示されており、正しく使うことが大切です。

  • フッ素配合歯磨き粉を使う
  • すすぎは少なめに
  • 定期的に歯科医院でフッ素塗布を受ける

西新井の石渡歯科クリニックでは、お子さまから大人まで一人ひとりに合ったむし歯予防をご提案しています。お気軽にご相談ください。

以上になります。

ご興味あれば石渡歯科クリニックをご利用ください。

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少しずつ気を使うことで歯を大切にする意識が高まると思います。

今回の内容があなたの健康寿命を延ばす手助けになると幸いです。

引用文献

※1 Chan AKY, Tamrakar M, Jiang CM, Tsang YC, Leung KCM, Chu CH. Clinical evidence for professionally applied fluoride therapy to prevent and arrest dental caries in older adults: A systematic review. J Dent. 2022;125:104273. PMID: 36058347

※2 Marinho VC, Higgins JP, Sheiham A, Logan S. Fluoride toothpastes for preventing dental caries in children and adolescents. Cochrane Database Syst Rev. 2003;(1):CD002278. PMID: 12535435