歯をなくしてしまった後の治療でお悩みではないでしょうか?
歯を抜いた後の治療としてはブリッジ・入れ歯・インプラントがあります。
今回はインプラントについてお話していきます。
その他の治療についてはこちらをお読みください。
インプラントってテレビとかでCMしてるけど、いったいどんなものかな?
インプラントは顎の骨に埋め込んで咬めるようにする装置です。
インプラントはブリッジや部分入れ歯とちがい残っている歯を利用しません。
インプラントの手術トラブルも聞くけど安全なのかな?
CT利用やシュミレーターの進歩でより安全です!
インプラントはねじのような構造をしていて、骨に埋め込んでいきます。
上のあごは上顎洞・下のあごは下顎神経があります。骨を突き抜けたり、神経を傷つけないように注意が必要です。
最近はCTにより立体的に骨を見ることができるようになっています。
加えて、CTの情報から安全に埋められる場所をシュミレーションすることができますのでより安全になっています。
それでは解説していきます。
インプラント
人工の根っこであるインプラントをを抜いた歯の場所に埋めて、自分の歯のように使う方法です。
埋入する前にレントゲンやCT検査を行って安全に配慮して手術をおこないます。
インプラントの構造
インプラントはインプラント体・アバットメント・上部構造の3つのパーツから構成されます。
インプラント体:人工の根っこ
アバットメント:差し歯でいう土台になります。
上部構造:かぶせ物や入れ歯など
インプラント体
人工の根っこで顎に埋め込む部分で、材料はチタンが主に使われています。
インプラント体にはねじのように切れ込みが入っていて、顎にねじ受けを手術で作って埋め込む。
さらに、インプラント体表面には微小な凹凸があり。その微小な凹凸に骨が入り込み、インプラント体を強固に固定します。(オッセオインテグレーションといいます。)
アバットメント
インプラント体と上部構造をつなぐパーツをインプラント治療ではアバットメントといいます。
かぶせ物用の土台や入れ歯を維持するため装置など様々なパーツがあります。
上部構造物
インプラント治療はかぶせ物だけではなく、入れ歯の場合もあります。
かぶせ物や入れ歯など全部まとめて上部構造物といわれます。
利点
ほかの歯を削る必要がない
インプラント治療はブリッジや入れ歯のように隣の歯や残っている歯を利用しません。
なので、他の歯を削る必要がなくなります。
固定性なので装着感の違和感が少ない
かぶせ物やブリッジのように違和感が少ないくて、咬む力も同じくらいになります。
欠点
外科手術が必要
骨に埋め込みますので必ず外科手術が必要になります。
顎の骨が少ないと埋めるために骨の場所を広げたり骨を移植する追加の手術が必要になります。
骨粗鬆症や糖尿病など全身疾患があると難しい
インプラントは顎に埋めたあと骨とくっつくオッセオインテグレーションしますが
骨粗鬆症や糖尿病があるとオッセオインテグレーションが起きづらくなってしまいます。
保険適応ではない
インプラントの検査から上部構造物の装着まですべて保険適応外になります。
ブリッジや入れ歯に比べて時間がかかる
インプラント埋めてから骨に固定されるまで平均2~3ヶ月待ちます。
固定されたのを確認してから、上部構造物が入るまでさらに1~2か月くらいかかります。
歯周病の影響されやすい。
インプラントは虫歯になりませんが歯周病にはなります。(インプラント周囲炎)
また、自分の歯と違い抵抗力が低いので感染にかなり弱いです。
絶対に半年に1回はメンテナンスを受けましょう。
まとめ
今回は歯を失ってしまった後の治療として、インプラントを説明させていただきました。
インプラント治療は人を選びますが、条件さえあればとてもいい治療法になります。
メリット・デメリットをよく聞いてご希望ください。
石渡歯科ではインプラント手術の設備がそろっていませんので、インプラント埋入の手術は他院へのご紹介になります。
以上になります。
ご興味あれば石渡歯科クリニックをご利用ください。
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少しずつ気を使うことで歯を大切にする意識が高まると思います。
今回の内容があなたの健康寿命を延ばす手助けになると幸いです。
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