【歯の知識】いびきと無呼吸【睡眠時無呼吸症候群】

歯の知識

最近ねむけがとれないなぁ~

夜中いびきで起きてしまう

そんなことありませんか?

寝ているあいだ呼吸が止まっているかも!!

「呼吸が止まってたら死んでしまうじゃん!」

それくらい危ない状況ですね

睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

解説していきます。

睡眠時無呼吸症候群

眠っている時気道がふさがれる
または心臓の不調により
呼吸に異常がでる病気

睡眠の質が下がることで
睡眠不足・血圧上など

全身にも影響してきます。

原因

気道がふさがれる

肺につながる気道が舌でふさがれて
呼吸が弱く・止まってしまう
いびきが出るのはこれが原因です。

鼻づまり

鼻づまりで口呼吸になり
舌がのどの方に行って
気道をふさいでしまう。

肥満

肥満で脂肪がおおくなるとのど回り
が狭くなり、舌が気道をふさぎやすく
なってしまう。

舌の大きさ

舌の大きさで口を開けた時のどが
見えないくらい大きいと気道を
ふさぎやすくなる。

姿勢

寝ている姿勢により舌がのどの方に
行きやすいと気道をふさぎやすく
なります。

心臓の不調

心不全により血行が悪くなって
肺で酸素と二酸化炭素の交換が

うまくいかなくて呼吸が悪くなり
無呼吸になります。

検査

お医者さんで検査を行います。

エスワープ眠気尺度(ESS)問診票

近畿中央呼吸器センターHPより

ポリソムノグラフィー

検査入院にて睡眠時の呼吸を調べます。
1時間に5回呼吸が弱い・止まると
睡眠時無呼吸症候群と診断されます。

重症な方だと1時間に20回以上
呼吸に異常を認めるようです。

心臓などの不調の場合は
無呼吸の症状とにていますが
他の所見もみられるので

心臓の検査を受けましょう。

治療

ダイエット

肥満を改善することで気道が広がる。

睡眠時の体勢

仰向けから横向きになることで
舌の位置を改善する。

睡眠時無呼吸症候群用マウスピース

睡眠時無呼吸症候群が軽度〜中程度の方が
適応になります。

上下2つのマウスピースを使って顎の位置
を動かして気道を確保して、呼吸を改善する。

CPAP

睡眠時無呼吸症候群の重度の方が
適応で、鼻にマスクをつけて

機械で強制的に圧をかけることで
気道を開いて呼吸を改善する。

圧が強いとのどや口の乾燥が
出てくることがあるので

マウスピースと一緒に使うと
圧が弱くなり乾燥感が少なくなる。

まとめ

睡眠時無呼吸症候群について
解説していきました。

1時間に5回以上の呼吸が弱くなったり
止まることを言います。

軽度~中程度の人は
ダイエット・マウスピース
姿勢の変更

重度の人はCPAP・CPAPと
マウスピースの併用

睡眠時無呼吸症候群はお医者さんで
検査・診断してしてもらいます。

歯医者さんではマウスピースをつくります。
効果についてはお医者さんで再検査で確認
します。

以上になります。
ご興味あれば石渡歯科クリニック
をご利用ください。

ご予約のお電話は
03-3857-0961
ネット予約はこちらからどうぞ

少しずつ気を使うことで
歯を大切にする意識が高
まると思います。

今回の内容があなたの
健康寿命を延ばす手助け
になると幸いです。

参考文献

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020

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