あなたは完ぺきに汚れをとること
ができてますか？
毎日、歯ブラシでしっかり
みがいているからだいじょうぶだよ～
歯ブラシだけで歯についている
汚れはとれません！
解説していきます。
歯ブラシ
磨ける範囲は
- 歯の噛む面
- 歯の表側
- 裏側
- 歯茎の中0.5mm程度
と多くの場所を磨くことができます。
歯間ブラシ
磨ける範囲は
- 歯と歯の間
- ブリッジの下
- 歯の根の間
が磨けます。
隙間の大きさに合わせて歯間ブラシのサイズを合わせるとより効率的に汚れが取れます。
特に歯周病が進んで根っこが見えている方は分かれている根っこの間は歯間ブラシでしか磨けません。
糸ようじ
磨ける範囲は
- 歯と歯の間
- 隣の歯とぶつかる場所
- 歯茎の中1mm程度
が磨けます。歯ブラシ・糸ようじが磨けない場所が磨けるのが特徴です。
ブリッジの下は特殊な糸ようじや道具をつかうことで磨くことができます。
併用のメリット
歯磨きだけでは磨いづらい・磨けない場所がありますので全体の６０％程度しか磨けません。
歯間ブラシ・糸ようじのどちらかを歯ブラシと併用するのがおすすめです。
注意すること
無理に入らない場所に歯間ブラシを押し込んだり、糸ようじを強く歯茎に当てすぎると刺激で歯茎が下がってしまうので注意してください。
超音波洗浄
歯科医院で磨ききれなかった歯茎の中の汚れ
を超音波洗浄機で洗浄してもらいましょう。
超音波洗浄機は先端の金属パーツを
振動させて歯石・歯垢の除去を行います。
振動は金属パーツを厚くするので冷却する
ために使用時は水が出ています。
この冷却水が歯茎の中を対流することで
細菌の活動を弱らせます。
また、超音波の振動でできた泡により
バイオフィルムの除去も可能です。
電動歯ブラシで音波・超音波ブラシでも
超音波洗浄機と同じように汚れを落とす
ことができます。
音波・超音波ブラシの洗浄範囲は歯周
ポケットの１～２ｍｍ程度までのようです。
まとめ
歯ブラシは歯の大きい面を効率的に
磨くことができます。
しかし、歯と歯の間や隣の歯とぶつかる
場所は磨くことができません。
磨けない場所は歯間ブラシや糸ようじ
を使って磨きましょう。
歯ブラシのみの場合は全体の約６０％を
磨けて歯間ブラシや糸ようじを一緒に
使うことで９０％程度まで磨くことが
できるといわれています。
残りは歯科医院でクリーニング行うことで
普段取れていない汚れを取って歯周病予防
していきましょう。
クリーニングの間隔としては３～４か月です。
歯周病の進行度によっては毎月クリーニングが必要になる場合があります。
参考文献
音波歯ブラシの臨床的および細菌学的パイロット研究
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