【歯の知識】樹脂のバネで入れ歯の見た目を変える！【ノンメタルクラスプデンチャー】

「入れ歯は金属がみえるからいやだ」

そうなんですよね・・・。ただ、入れ歯は外れないように必ずバネが必要になります。

しかし、バネは必ず金属でなくてもいいのです。

解説していきます。

ノンメタルクラスプデンチャー

ノンメタルクラスプデンチャーとは入れ歯のバネ（クラスプ）を樹脂にした入れ歯のことを言います。

樹脂にすることで透明にしたり、歯茎に似たピンク色にすることができます。

メリット

樹脂にすることで色が金属色でなくなるので、見えても目立たなくなります。

デメリット

調整が難しい

バネが緩んできたときに金属比べて調整が難しいです。

バネの樹脂に樹脂をくっつける形でゆるみを改善していきます。

強度のためバネが大きくなる

金属よりも強度が下がるのでバネが大きくなることがあります。

場所によってはバネが歯ぐきに当たるので、調整しなければなりません。

調整して削ると強度が下がるので折れる原因にもなります。

汚れが付きやすい

金属よりも表面が傷付きやすいので、長期間使っていると汚れが付きやすくなります。

まとめ

ノンメタルクラスプデンチャーとは部分入れ歯のバネに金属材料を使わない入れ歯です。

メリット

• 見た目がきれい

デメリット

• 調整が難しい
• 強度のためバネが大きくなる
• 汚れが付きやすい

どうしても金属のバネがいやならバネだけ樹脂にするのもいいと思います。

バネの樹脂は少し柔らかいです。柔らかいので、歯茎の当たりが弱くなります。

ただし、すべてのパーツを柔らかくするのはお勧めしません。