【歯の知識】妊娠中に治療は受けられる?【妊娠】

妊娠 アイキャッチ 歯の知識

「妊娠して歯ぐきがはれてしまったけど、
治療することができるのかしら?」

ご安心ください。
妊娠中にも歯科治療は受けられます。

特に妊娠15~31週ごろを目安に
つわりが軽くなる時期から

治療の姿勢がつらくない時期までに
治療をすませておくと、負担が少なく
安全と考えます。

解説していきます。

妊娠中の治療について

多くの歯科治療は普段と同じように治療
を受けることができます。

局所麻酔は胎盤に届く前に
薄まってしまいます。

レントゲン検査の撮影範囲も限定し、
防護エプロンを来ていただければ
おなかのお子様までX線は届きません。

抗生物質や鎮痛剤が必要とされる場合は
比較的に安全なものを使っていきます。

つわり

妊娠初期のきもちわるくなる状態だと、
口の中を触るのが困難になると考えられます。

仰臥位低血圧症候群

大きくなってきたおなかの子供により、
大きな血管が押しつぶされて心臓への血が
戻らなくなり血圧が下がりめまい等が起きる症状です。

診察台にすわってもらって治療の際仰向けに
なりますので、どうしても苦しい態勢になります。

31週までに治療が終わるよう相談して
治療計画を立ててもらいましょう。

妊娠前にしておくこと

むし歯治療・予防

痛みが出るのはもちろん、欠けた歯に汚れが
たまり歯周病が進みます。

また、むし歯治療・予防を行うことで子供にむし歯菌を
うつすリスクが減ります。-1歳からの予防になります。

歯周病治療

ホルモンバランスの乱れにより
腫れやすい状態になります。
また、歯周病菌が女性ホルモンを栄養にして
歯周病の進行を早めます。

妊娠による歯周病の影響

妊娠性エプーリス

歯ぐきが腫れあがって人によっては
コブのようになります。

ホルモンバランスの乱れと歯周病菌が
原因になります。

早産・低体重児出産

歯周病により炎症が起きると炎症物質が
子宮筋の収縮をおこすと考えられています。

つわり期の口腔ケア

  • 1日のうち、つわりが軽く
    体調がいい時に歯を磨く
  • うがいを十分に行う
  • 歯みがき粉を使わない
  • 歯ブラシは小さめのものを選ぶ
  • 歯ブラシは大きく動かさない
  • 顔を下に向けて歯みがきをする
  • ながら磨きをする

まとめ

妊娠中でも歯科治療は受けられます。
妊娠15~31週ごろを目安に受診を
おすすめします。

妊娠していても普段と同じように
麻酔や薬を使った治療を受けれます。

つわりにより吐き気により
むし歯や歯周病が進みやすいです。

また、仰臥位低血圧症候群により
妊娠後期になると診察台で治療を受ける
のがつらくなります。

妊娠するとホルモンバランスが乱れ、
歯周病がひどくなり妊娠性エプーリスや

早産・低体重児出産になりやすくなるため
妊娠前からむし歯・歯周病の予防が大切です。

以上になります。

ご興味あれば石渡歯科クリニックをご利用ください。

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少しずつ気を使うことで歯を大切にする意識が高まると思います。

今回の内容があなたの健康寿命を延ばす手助けになると幸いです。

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