【歯の知識】歯の構造とそれぞれの役割について

アイキャッチ 歯の構造 歯の知識

歯医者さんで治療の話されたけど、なんだかよくわからなかった・・・

聞きなれない言葉は頭に入ってこないですのよね・・・・

可能な限りわかりやすい言葉で説明しますが、一部専門用語になってしまうことがあります。

歯のことを知らなくても治療してもらえますよね!!

もちろんです!ただ、知識を持っていると治療の内容もわかりやすいなります。

またより安心して治療をうけていただけます!!

それでは解説していきます。

歯の4つの構造

歯はエナメル質・象牙質・歯髄・セメント質からできてます。

また、歯は歯槽骨といわれる顎の骨の中に埋まっています。

歯の根はセメント質と歯槽骨を歯根膜という繊維でつながっています。

エナメル質の構造と役割

ほとんどが無機質のハイドロキシアパタイトで、体の中で一番固い部位になります。

口の中で脱灰と再石灰化を繰り返して、脱灰のスピードが速くなるとむし歯となります。

むし歯になったエナメル質は再生することはありません。

エナメル質には神経は存在しませんので、削っても痛みは出づらいです。

象牙質の構造と役割

無機質が70%くらいになります。

エナメル質とセメント質でおおわれています。

象牙細管という細かい管が無数存在して神経と水で満たされています。

エナメル質・セメント質がなくなると象牙質が露出します。

象牙質が露出すると象牙細管の変形や浸透圧で細管内の水が動きます。

象牙細管の水の動きが刺激になり、知覚過敏が起こります。

知覚過敏についてはこちらの記事もどうぞ

セメント質の構造と役割

根っこの象牙質をおおっていて、無機質が60%になります。

歯根膜で歯槽骨と歯をつなげています。

歯に強い衝撃が加わると象牙質からはがれることがあります。

歯髄の構造と役割

象牙質に囲まれていて神経と血管、結合組織の3つのことをまとめて歯髄と呼びます。

神経

圧力が加わると、痛みとして反応します。

歯髄から象牙質まで神経の枝を伸ばしているので、象牙質への刺激を受けると違和感となります。

また、歯髄内の炎症反応で血管の拡大がおこると、痛みに変わります。

血管

毛細血管で歯に栄養を送ります。

炎症が起こると、抗体を出すために血管が広がります。

暖かいもので歯が痛くなるのは、歯髄の血管拡張が原因です。

むし歯菌、歯周病菌が侵入すると神経はなくなり、痛みを感じなくなります。

強い力でも歯が動き、血行不良により歯の神経が死んでしまうことがあります。

結合組織

神経や血管以外の細胞・繊維・体液などになります。

結合組織の細胞には象牙質を作る細胞があり、

新しい象牙質は刺激を遮断してくれます。

新しい象牙質に期待して歯髄を守る治療法もあります。

ただし、新しい象牙質を作るスピードは緩やかで、3ヶ月程度様子を見ます。

歯を支える歯根膜と歯槽骨について

さらに歯を支える歯根膜と歯槽骨について解説していきます。

歯根膜の役割

歯と歯槽骨をつなげています。

つなげる以外にもクッションの役割もあります。

神経や血管もありますので、炎症が起こると痛みや違和感が出ます。

歯槽骨の役割

歯が埋まっている骨の部分です。

歯槽骨も骨で、骨は吸収と形成が繰り返されるリモデリングが起きています。

歯周病により炎症が起きると、骨のリモデリングが遅くなり、歯槽骨が少なくなります。

まとめ

基本に戻って歯について解説していきました。

歯の構造は

  • エナメル質
  • 象牙質
  • エナメル質
  • 歯髄

から構成されていて

歯は歯槽骨という骨に埋まっていて、

歯根膜という線維により抜けないようにつながっています。

以上になります。

ご興味あれば石渡歯科クリニックをご利用ください。

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少しずつ気を使うことで歯を大切にする意識が高まると思います。

今回の内容があなたの健康寿命を延ばす手助けになると幸いです。

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