糖尿病の方はメンテナンスを受けて
歯周病がひどくならないようにしましょう!
糖尿病の免疫力低下と歯周病の炎症により
互いに症状を悪化させていきます。
歯周病により口腔機能の低下が進むと
衰えが進んで寝たきりになるリスクが高まります。
解説していきます。
糖尿病
食事で取り入れたブドウ糖が細胞に取り込まれず血液に残ってしまう病気です。
1型糖尿病
生まれつきインスリンが作られる量が少なく、細胞に糖が取り込まれずに血糖値が上がります。
インスリン注射により血糖値を安定させます。
2型糖尿病
細胞のインスリンに対する反応が悪く、細胞に糖が取り込まれずに血糖値が上がります。
食事や運動などの生活の改善で血糖値を安定させます。
検査
血液検査により血液中のブドウ糖を調べることでわかります。
空腹時血糖が126mg/dl以上もしくはHbA1cが6.5%以上で糖尿病と判断されます。
糖尿病による影響
取り込まれなかったブドウ糖は血液をドロドロにして血流を悪くします。
ドロドロの血液は血管を傷つけて血管を固くしたり、詰まらせたりして血流を悪くします。
そのほかに血流が悪くなることで
- 白血球など免疫細胞が運ばれなくなり免疫機能が低下します。
- ブドウ糖が神経細胞に届かず神経障害がでます。
- 傷の治りが遅くなります。
代表的な合併症として
- 糖尿病神経障害
- 糖尿病網膜症
- 糖尿病腎症
が有名です。
糖尿病と歯科治療
糖尿病による免疫力低下により
歯周病の進行が早まりますが、
抜歯など出血が予想される治療の場合、
治療前に予防ととして抗菌薬を服用して
いただく場合があります。
歯周病の炎症物質の影響により
インスリンの反応がわるくなるので
糖尿病方は歯周病治療が必要で、
HbA1cも少し改善するようです。
まとめ
糖尿病の方は歯周病予防が大切です。
糖尿病はインスリンが少なかったり
細胞のインスリンに対する反応が悪く
血液中のブドウ糖が多くなってしまう状態です。
過剰なブドウ糖の影響で
- 血液をどろどろにして血流が悪くする
- 血管を傷つけて血管を固くする
- 血管を詰まらせる
これにより
- 免疫力の低下
- 傷の治りの遅延
が起こります。
歯科治療においては
出血を伴う治療においては
感染予防が大切になります。
特に歯周病においても進行を早めますし、
歯周病ででた炎症物質が糖尿病の症状を悪化させます。
歯周病予防をすることで少ないですがインスリン反応の改善や
口腔機能低下予防にもなりますので
ぜひ歯科医院での定期的な
クリーニングをお勧めします。
以上になります。
ご興味あれば石渡歯科クリニックをご利用ください。
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少しずつ気を使うことで歯を大切にする意識が高まると思います。
今回の内容があなたの健康寿命を延ばす手助けになると幸いです。
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