【歯の治療】口が閉まらない・開けれない!!【あごの関節・顎関節】

顎関節 アイキャッチ 歯の知識

大笑いしてあごがはずれて口が
しまらなくなったこととかありますか?

あごにも関節があり他の関節と同じで
はずれて脱臼します。

脱臼のほかに様々な症状がでます。
それでは解説していきます。

あごの関節

あごの関節は「顎関節」と言われていて
ひざの関節と構造が似ています。

頭の関節窩とあごの関節頭の間に
軟骨の関節円板が挟まっています。

関節頭の動き

口を軽く開けるとき関節頭を中心に
ドアのような蝶番運動をします。

大きく開けると関節頭は蝶番運動が
終わり、少し前に移動します。

あごの異常

口が閉まらなくなる

あくびをしたなど口を大きく開けた後
口が閉まらなくなることがあります。

あくびや強い衝撃をうけると関節頭が
関節窩から外れて閉まらなくなります。

また、一度関節がはずれると靭帯が伸びて
癖になりやすいようです。

あごがはずれてしまったら、あごの関節頭を
元の位置に戻します。

戻した後は外れないように大きく口を
開けないように気をを付けてもらいます。

もしくは包帯などであごを固定して
あごを休めます。

あごが開かない

あごを大きく開けるとき関節頭と一緒に
関節円板も前に動きます。

関節頭と関節円板の連動がずれて
関節円板が関節頭より先に前へ動くと

詰まってしまって関節頭が動かなくなり
口が開かなくなります。

また、関節内で炎症が起きている時も
痛みが強くて顎が開かなくなります。

炎症が起きていないときは強制的に
あごをこじ開けます。

炎症が起きている場合は痛み止めなど
薬をつかって炎症を抑えてからあごを
開けるようにリハビリしていきます。

あごを開けるとき音が鳴る

症状が軽いと関節円板がずれていても、
関節円板の形が元に戻って動きます。

変形した関節円板が元の形に戻るとき、
指慣らしみたいな「ぱきっ」と音がします。

音の大きさは自分しか聞こえないくらいから
他の人が聞こえるくらい大きい人もいます。

音はなりますが痛みが出ないのであれば
そのまま経過観察します。

まとめ

あごの関節は頭側の関節窩とあごの
関節頭に関節円板がはさまっています。

口を開けるとき最初は関節頭が回転して
大きく開くときは筋肉に引っ張られて
関節頭と関節円板が前に出ます。

口を開くときの動きがずれると
様々の症状がでます。

あごの関節を外れると口が閉じなくなる。

関節円板が引っかかったり・炎症が
起きると口が開かなくなります。

関節円板が引っかかっても元にもどすと
「ぱきっ」と音が鳴って口が開く。

あごの脱臼は外れた関節を元に戻す。

あごが開かない時は前歯を親指と人差し指で
押して強制的に開けます。

炎症が起きている時は薬をつかって
炎症を抑えてから開きます。

「ぱきっ」と音が鳴るのは痛みがなければ
そのまま経過を見ます。

音とともに痛みが出る場合は軟骨が
すり減って異常が出ているかも知りません。
精密検査を受けましょう。

以上になります。

ご興味あれば石渡歯科クリニックをご利用ください。

ご予約のお電話は
03-3857-0961

ネット予約はこちらからどうぞ

少しずつ気を使うことで歯を大切にする意識が高まると思います。

今回の内容があなたの健康寿命を延ばす手助けになると幸いです。

コメント