味付けが濃いものばかり食べていませんか?
味が濃いものは確かに美味しいのですが、
塩分の取りすぎは高血圧を引き起こします。
年を取ると味を感じにくくなりますが、
本当に加齢だけが原因でしょうか?
今回は味覚について解説していきます。
味覚
甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つを
味を感じる細胞の味蕾により味を感じとる。
ただ、味は味覚だけではなく視覚・嗅覚など
他の5感もつかっている。
味蕾の分布
味を感じ取る味蕾は多くは
舌に存在しています。
そのほか上あごの軟口蓋や
口の奥の咽頭にあります。
味を感じにくくなる原因
老化
加齢により味を感じる味蕾の機能低下や
数が少なくなり味を感じにくくなります。
食事の味付けが濃い味になりやすいので
注意してください。
舌清掃のやりすぎ
舌ブラシにより清掃をやりすぎると
味蕾が削られて味を感じにくくなります。
1日に1度程度でゴシゴシこすらずに、
舌の奥から手前にやさしく磨きましょう。
亜鉛不足
味蕾の入れ替わりは早いのですが
亜鉛により入れ替わりが遅くなるため
味を感じにくくなります。
鉄分不足
鉄分不足により鉄欠乏性貧血を
引き起こし炎症が起きやすくなり
味を感じにくくなります。
ビタミンB12不足
ビタミンB12により亜鉛や鉄分不足により
炎症が起きて味を感じにくくなります。
ストレス
ストレスにより炎症がおきて
味を感じにくくなります。
ドライマウス
だ液が少なくなると味の成分が味蕾に
届きづらくなり味を感じにくくなる。
だ液腺マッサージをしてだ液の分泌を
促しましょう。特に食事前が効果的です。
入れ歯
入れ歯により軟口蓋をおおうことにより
味を感じにくくなります。
総入れ歯の方はとくに味を
感じにくくなります。
対策として総入れ歯を小さくする
ことがあります。
鼻づまり
味は味覚のみではなく嗅覚にでも
つくられるので鼻づまりにより
味を感じにくくなります。
風邪や花粉症がひどい時などは
耳鼻咽喉科にて鼻づまりを
診てもらいましょう。
まとめ
味覚は味蕾により味を感じ取ります。
ただし、味は視覚・嗅覚の他の5感も
つかって感じ取っています。
味蕾の大部分は舌に存在していて、
他にあごや口の奥にあります。
味を感じにくくなる原因ととしては
味蕾の状態に影響する
・老化
・舌清掃のやりすぎ
・亜鉛不足
・鉄分不足
・ビタミンB12不足
・ストレス
亜鉛・鉄分不足は血液検査を
しないと分からないです。
内科を受診して血液検査を行いましょう。
亜鉛・鉄分以外にも血糖・コレステロール
も調べられます。
味蕾に味を伝えるのを邪魔する
・ドライマウス
・入れ歯
そのほかに
・鼻づまり
が挙げられます。
以上になります。
ご興味あれば石渡歯科クリニック
をご利用ください。
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少しずつ気を使うことで
歯を大切にする意識が高
まると思います。
今回の内容があなたの
健康寿命を延ばす手助け
になると幸いです。
参考文献
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