入れ歯を長く快適に使うためには、毎日のお手入れが欠かせません。「水で流すだけ」「洗浄剤に浸けておけば大丈夫」と思っていませんか?
実は、正しいケアをしないと口臭・歯肉炎・誤嚥性肺炎の原因になることもあります。この記事では、正しい入れ歯のお手入れ方法を詳しく解説します。
入れ歯を清潔に保つことが大切な理由
入れ歯の表面には「デンチャープラーク(入れ歯の歯垢)」が付着します。放置すると次のような問題が起きます。
・口臭:細菌が繁殖して臭いが発生する
・歯肉炎・口内炎:歯茎に炎症が起きやすくなる
・誤嚥性肺炎:口の中の細菌が肺に入るリスクが上がる(特にご高齢の方)
・入れ歯の変色・劣化:汚れが素材を傷める
毎日の基本ケア:ブラッシング
入れ歯専用ブラシ(デンチャーブラシ)を使って、流水のもとで全体を丁寧に洗いましょう。
【ポイント】
・歯磨き粉は使わない(研磨剤が表面を傷つけます)
・洗面器に水を張った上で洗う(落下による破損を防ぐため)
・内側(歯茎に触れる面)も忘れずに磨く
・食後はできるだけ毎回、少なくとも就寝前に必ず行う
洗浄剤の種類と選び方
洗浄剤は「ブラッシングの補助」です。洗浄剤だけでは汚れは落ちませんのでご注意ください。
■ 酵素系(ポリデントなど)
汚れを分解し抗菌効果もあります。日常使いに最適です。
■ 次亜塩素酸系
強力な殺菌・漂白効果があります。着色が気になる方向けですが、金属バネ(クラスプ)がある入れ歯には使用できません。
■ 酸性タイプ
歯石・水垢の除去に効果的です。歯石がつきやすい方におすすめです。
【使い方の注意】
・用量・浸漬時間を守る(長く浸けすぎると素材が傷む場合があります)
・金属バネがある場合は製品の対応を確認する
・使用後は流水でよくすすぐ
やってはいけないお手入れ
・熱湯で洗う → 変形・破損の原因になります
・乾燥したまま保管する → 素材が劣化・変形します
・歯磨き粉で磨く → 細かい傷がつき細菌が繁殖しやすくなります
・市販の漂白剤に浸ける → 素材を溶かす危険性があります
夜間の保管方法
就寝中は入れ歯を外し、水を張った容器(または洗浄液)に保管しましょう。乾燥は入れ歯の変形を招きます。
※ かかりつけの歯科医師から「就寝中も装着するよう」指示されている場合はそれに従ってください。
よくある質問
Q. 洗浄剤は毎日使う必要がありますか?
A. 毎日の使用が理想です。ブラッシングと組み合わせることで清潔を保てます。
Q. 入れ歯が臭う場合はどうすればいいですか?
A. デンチャープラークが蓄積している可能性があります。歯科医院でのクリーニングをおすすめします。
Q. 入れ歯が合わなくなってきた気がします。
A. 定期的な調整が必要です。そのままにしておくと歯茎が傷んだり、食事がしづらくなります。お気軽にご相談ください。
まとめ
入れ歯のお手入れは「ブラッシング+洗浄剤」の組み合わせが基本です。毎日の正しいケアが、入れ歯を長持ちさせ、お口の健康を守ることにつながります。
入れ歯のお手入れ方法でご不明な点がある方、入れ歯の修理・調整をご希望の方は、西新井の石渡歯科クリニックへお気軽にご相談ください。
以上になります。
ご興味あれば石渡歯科クリニックをご利用ください。
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