【歯の治療】入れ歯に食べものがはいる!!【部分入れ歯のメンテナンス】

部分入れ歯のメンテナンス アイキャッチ 歯の治療

食事した後入れ歯に食べ物が入って痛いなぁー

お悩みの方多いのではないでしょうか?

結論から言うと入れ歯と歯茎の間に物が入るのは

「入れ歯と歯ぐきの間にスキマができるから」

です!

「当たり前のこというな!」と思ったあなた!

ではなんで入れ歯と歯ぐきの間に隙間ができるか

考えたことありますか?

それでは解説していきます

入れ歯と歯ぐきの間にスキマができる原因

歯ぐきがやせてしまう

まず考えられるのは歯ぐきが痩せてしまうことです。

歯を抜いた後、抜いた場所の骨を中心にたいらになっていきます。

それに続くように歯ぐきもやせていきます。

骨の変化が落ち着くのに、2〜3ヶ月時間が必要になります。

なので、歯を抜いてすぐに入れ歯をつくると早めにスキマができることがあります。

また、抜いた場所の骨は穏やかに減り続けます。

物が入るのが気になり始めたらすきまを点検してもらい、埋めてもらいましょう。

入れ歯が動いてしまう

入れ歯は食事やおしゃべりの時に、動かした筋肉により入れ歯が浮き上がる動きをします。

浮き上がる動きのほかに、食事時入れ歯にかかると支える歯を中心に回転する動きをします。

浮き上がりと回転する動きが大きいと、食べた物がはいってしまいます。

入れ歯のバネがゆるい

入れ歯のバネは使っているうちに広がりゆるみます。

バネを調整することでゆるみを改善します。

バネをかける歯が少ない

バネをかける歯が少ないと動きが大きくなりスキマができてしまいます。

残っている歯が多い場合は装置を増やして可能な限り他の歯にも装置をつけます。

残っている歯が少ない場合は入れ歯の安定材を使って維持力をあげます。

バネがかかる歯が動く

バネがかかる歯が歯周病により歯が動いてしまうと入れ歯を一緒に動きます。

また、入れ歯が動くと歯周病を悪化させてさらに歯が動きます。

対策として、歯周病が進まないようにメンテナンスを続けること。

入れ歯がうごかないように、残っている歯に可能限り装置をつけて入れ歯の動きを小さくすること。

この二つの対策が大切になります。

入れ歯の強度が弱い

入れ歯強度が弱いと、食事の時入れ歯がたわみます。

入れ歯がたわむと、入れ歯の動きが大きくなりものが入りやすくなります。

入れ歯の動きが大きくなるとバネにも余計力がかかり、バネがかかる歯の歯周病が進みます。

入れ歯の強度を高めるために金属を多く使うことをお勧めします。

また、金属アレルギーが気になる方はアレルギー報告が少ない金属(チタン・白金化金など)を使ってもいいと思います。最近ではセラミックを使うこともあるようです。

入れ歯の動きを抑えるパーツが少ない

部分入れ歯の動きは構成するパーツにより抑えることができます。

パーツが多くなるごとに動きは小さくなり、ものが入りづらくなります。

さらにパーツが多くなるとともに支える歯を多くなるので、入れ歯にかかる力は分散され、

支える歯一つ一つの負担がへり歯周病の悪化を防ぐことができます。

まとめ

入れ歯に物が入るのは

  • 歯ぐきが痩せてしまう
  • 入れ歯が動いてしまう

ことが原因で、スキマができるためです。

歯がなくなった後、あごは必ず減っていきます。

あごが減ると一緒に歯ぐきもやせていきます。

歯ぐきがやせて物が入るのがきになったら、やせた分だけスキマを埋めてもらいましょう。

入れ歯が動くのは

  • 入れ歯のバネがゆるい
  • バネをかける歯が少ない
  • バネがかかる歯が動く
  • 入れ歯の強度が弱い
  • 入れ歯の動きを抑えるパーツが少ない

が原因と考えられます。

歯周病により歯が動いたり、失ったりすると入れ歯の調整、修理が必要になります。

調整・修理が頻繁になると再度入れ歯を作り直しすることになります。

入れ歯を入れた後も、歯周病の治療はとても大切です。

また、入れ歯も見た目を気にしすぎて強度が弱い入れ歯にすると歯周病が悪化する原因になります。

よく歯医者さんと相談してから入れ歯を作りましょう。

以上になります。

ご興味あれば石渡歯科クリニックをご利用ください。

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少しずつ気を使うことで歯を大切にする意識が高まると思います。

今回の内容があなたの健康寿命を延ばす手助けになると幸いです。

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