【歯の知識】歯茎ににきび?【根尖性歯周炎】

歯茎ににきび アイキャッチ 歯の治療

歯茎ににきびが!?
しかもにきびがつぶれて
変な味がする!!

なにこれ!と思ったあなたへ
歯茎にできたにきびは

歯の根っこの先から
押し出された膿です。

歯のにきび

菌が歯髄に侵入すると
炎症反応が始まります。

歯髄とは歯の神経・血管が
詰まっている場所のことです。

歯髄内の炎症反応の末に
たくさんの膿がつくられます。

つくられた膿が根の先から顎、
さらに顎の骨を溶かしながら
歯茎へ押し出されます。

そうすると原因の歯の根の
辺りに膿の袋ができます。

その膿の袋がにきびのように
見えるのです。

原因

1.むし歯

2.ひび

3.歯周病

3つが考えられます。

むし歯

むし歯の酸により歯が溶けて
歯が溶けると範囲が大きくなると

歯髄がでてきてしまって、
菌が歯髄に侵入してきます。

その結果炎症反応が始まります。

ひび

歯に強い力がかかるとひびが入ります。

ひびが歯髄にまで届くとだ液などの水分が
入って、菌が歯髄に侵入してきます。

ひびが入る原因

・歯ぎしり
・外からの衝撃

が考えられます。

歯ぎしり

歯ぎしりにより歯が削れるだけではなく、
歯にひびが入ることがあります。

予防としては

上の歯と下の歯を付けないように
意識することが大切です。

ちなみに食べる時や
ものを飲み込む時以外は

上下の歯はつかない状態が
正常です。

上下の歯がついている時間は
1日15分程度です。

テレビなど見ているときに歯が
ついていないか注意してみましょう。

外からの強い衝撃

梅干しなど周りはが柔らかいが
中に硬い食べ物を食べる時、

思いもよらず思いっきり
咬んでしまう。

事故やスポーツで歯を
ぶつけてしまうことで
歯がひびがはいります

衝撃の力から歯を守るため
マウスピースを作りましょう。

歯周病

歯周病は歯茎から歯周病菌が
侵入して、歯を支える骨を壊す病気です。

歯周病が重症化すると
根の先まで骨がなくなり、

根の先から菌が侵入できる
ようになります。

炎症を起こさないために、
歯周病予防が大切になります。

まとめ

歯茎にできたにきびは歯の
根っこの先から押し出された膿でした。

病名は根先性歯周炎となります。
似た症状として歯周膿瘍があります。

膿は炎症反応の末にできるもので、
菌が侵入する原因は

1.むし歯

2.ひび

3.歯周病

の3つにより歯髄に菌が
侵入できるようになります。

3つそれぞれが
関係することもあり。

治療が長引いたり、
再発しやすくなります。

膿が出るようになってしまうと、
菌の数を減らさないと治りません。

具体的には感染した歯や歯髄を
ドリルや針金のようなヤスリで
削り取っていきます。

以上になります。

ご興味あれば石渡歯科クリニック
をご利用ください。

ご予約のお電話は
03-3857-0961
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少しずつ気を使うことで
歯を大切にする意識が高
まると思います。

今回の内容があなたの
健康寿命を延ばす手助け
になると幸いです。

参考文献

根尖部病変の治療



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